タフファニチャーでは無垢材の家具の補修やメンテナンスなどもお引き受け致しています。
今回は無垢材のリビングテーブルのクラック(割れ)を昔ながらの補修方法で行ってみたいと思います。
また、ついでに今回補修するテーブルのオーナー様のご要望によりカラーも塗装変え致すこととなりました。
こちらが今回補修を行うテーブルです。
板の継ぎ目にクラックが発生していますね。
こちらのテーブルはチーク材を使用しており、仕上げにはシェラックを塗装している模様です。
まずは塗装をベルトサンダー#180程度で剥がしていきます。
しっかりメンテナンスされていたようで、メンテ用のオイルが結構染み込んでいました。
オイルが残っていると塗装が乗らないので、結構丹念にサンディングしました。
側面や裏面もサンダーで削ります。
で、こちらがサンディング後。
ここまでで数時間を要しました。
サンダー類は振動するので手のひらがビリビリしてくるんですよね〜汗
今回は昔ながらの蜜蝋でクラック補修を行います。
蜜蝋を湯煎で溶かし液状にします。
そして液状化した蜜蝋をクラックに流し込むので、液化した蜜蝋が漏れないようにテーブルのクラックにマスキングを施します。
写真では見えませんがテーブルの裏側のクラックをマスキングテープで塞いでいます。
この時に必ず隙間なくテープで塞ぐことが大切です。
蜜蝋が漏れて床に垂れてしまったりすると、ものすんごーく取れにくくて苦労しますし、絨毯やカーペットに着くと間違いなく取れないでしょう。
側面や他にも漏れそうな隙間や穴があったら必ず塞ぎましょう。
そして蜜蝋で補修したものがこちら。
そうです。
ちょっと塗装してしまった後の写真です。
そして、シェラックの結構濃いめの色を何層も塗り重ねて補修完了です。
蜜蝋は油分があるので塗装が乗りにくいです。
結構手間もかかるので、もしご自分で簡単にクラック補修をされるならホームセンターなどで売っている木工用パテなどがオススメです。
いかがでしたでしょうか。
無垢家具の補修でお困りでしたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。